ボルナ病ウイルスとは?

ボルナ病ウイルス(Borna Disease virus; BDV)は、ウマやヒツジに脳炎を引き起こす中枢神経系親和性のウイルスです。 BDV感染はヒトを含む多くの温血動物に認められ、人獣共通感染ウイルスとしての危険性も指摘されています。 わが国では、神経症状を呈した家畜(ウマ、ウシ)やペット(イヌ、ネコ)において、BDVの感染が認められています。 また、ヒトにおける疫学調査では機能性精神疾患との関連も示唆されています。